じゃなくて、思いついたら検証してみましょうシリーズです。
あまり覚えることの少ないclaytoolsですが
数値でコントロールしたり、平面カーブを適用したりするときに
幾つかルールがあるようです。
マニュアルには書いていないこれらのことを検証してきた
シリーズ最新です。
ちょっと長いので2回に分けます。
今日は前半・・では はじめましょう。
今回のテーマはコピー&ペーストに関してです。
オブジェクトをコピー&ペーストする場合
オプションが幾つかあります。
新しいオブジェクトとしてペーストする場合はとくに
問題ないので、今回はもうひとつのペーストオプションについてです。
コピー元のオブジェクトにペーストする場合、
オプションとして平面カーブを参照してペーストすることができます。
このオプションがどういう按配で適用されているのか
追求したことがなかったので、今回考察しました。
まず適当なオブジェクトとカーブを3種類用意します。
オブジェクトの3D空間内の配置による違いも検討するため
元のオブジェクトをコピーしてそれぞれの配置場所を変えます。
少しづつ配置を変えて3種類用意。
それぞれのローカル座標の中心はreposition orijinを使って
オブジェクトの重心にします。
一番中にあるオブジェクトは絶対座標に中心に配置してます。
後の二つはそれぞれカーブのあるあたりに配置しています。
では早速一番内側にあるオブジェクトで試して見ましょう。
オブジェクトをコピペして
円に対してペーストしました。
ペーストする個数は適当です。
まあ予想どうり。問題なし。
次は同じオブジェクトを円の途中が切れたカーブにペーストします。
するとおかしな形になってしまいました。
なんだか巻貝のような形状になってます。
これはこれ面白いのですが・・・
これがなんでかを検証するのが今回の目玉です。
では次に少し中心からずれたオブジェクトでやってみます。
閉じた円ではやはり問題ありません・・・が・・
やはり開いた円弧ではおかしなことになります。おかしいというより
予想していたのと違う結果になってるということです。
予想ではカーブに添う形で配置されると思ったのですが・・
ずれてるわけです。
なんでかな?
でも正面からみると何故かかがよくわかりました。
円弧はオブジェクトの重心からその長さ分が参照適用されていたのです。
しかし配置位置は違う最初のオブジェクトの結果は
どうなんだということですが、配置位置によって円弧の長さが
自動的に比例縮小されたということだと思われます。
ちなみにオブジェクトを回転させてオブジェクトの重心を
円弧の始まりあたりに配置してみました。
そしてコピペ・・こんどはなかなかいい感じになりましたね。
閉じた円の場合、オブジェクトがどこにあっても結果は同じですね。
綺麗な配列になります。
今日は前半・・ここまで
続きはあした。